iPhone/iPad/Mac/MacBookなどApple製品を複数持っているけど、連携機能を使用したことがないという方や、イマイチ使い方が分からない、と言った方いませんか?
それは非常にもったいないことです。
執筆活動において、私がMacをすすめるのはこの連携機能が素晴らしすぎるから、と言っても過言ではありません。
ここでは、執筆活動に使える便利な連携機能や各デバイスでの設定のやり方を丁寧に解説します。
連携の便利機能
執筆において、非常に役立つ機能は以下の三点です。
- Handoff機能
- ユニバーサルクリップボード
- ユニバーサルコントロール
Handoff機能
アプリの状態をMacとiPad間で引き継げる機能となります。
MacでSafariを立ち上げるとiPad側も連動してウェブページを引き継ぐことができます。
MacとiPadがリアルタイムで連動しているので、デスクに座ってSafariでブラウジングしていたが、寝っ転がりたい時は、近くのiPadやiPhoneを持って行けば、ベッドでMacの続きを見ることができます。
ユニバーサルクリップボード
iPadでコピーした文字やファイル、写真の画像をMac側でペーストできる。
この機能は執筆活動を行う上で超便利機能です。
例えばMacで執筆中に言葉の意味を調べたい時に、iPadを立ち上げて調べた言葉を執筆中の文章にコピーしたい時はありませんか?
iPad側で翻訳機能を使って翻訳した日本語や英語の文字をそのままMac側にコピーしたい時は、ありませんか?
そんな時にこのユニバーサルクリップボードを使えば、iPadでコピーした文字をMacでペーストするだけで簡単に文字をiPadからMacへコピーする事ができます。
ユニバーサルコントロール
一つのマウスとキーボードをiPadとMacで使用することができる。
シームレスにマウスカーソルがiPadとMac間を行き来できるようになります。
マウスカーソルがiPadにある時は、キーボードもiPad側で操作できる。逆にMac側にマウスカーソルがある場合は、Mac側でキーボード操作となる。
ユニバーサルコントロールは別に設定が必要になります。新しい機能のため全てのApple製品に対応していませんので、最後の方で詳しく設定を解説します。
連携機能を使用するための設定
便利な連携機能ですが、使用する上で以下の項目の設定が必要にななりますので、確認して下さい。
- 各デバイスは同じAppleIDでiCloudにログインしている。
- Bluetoothの設定がONなっている。
- Wi-Fi設定がONになっている。
- Handoff機能がONになっている。
Handoff機能の設定方法
4番目のHandoff機能の設定について、少しわかりにくいのでMac側とiPad側の設定方法を簡単に解説します。
Mac側の設定
ステップ①
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画面左上のAppleマークへカーソルをあわせる
①システム環境設定を選んでクリック
ステップ②
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②一般を選択
③AirDropとHandoffを選択
ステップ③
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④このMacとiCloudデバイス間でのHandoffを許可をチェック
ステップ④
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⑤このMacとiCloudデバイス間でのHandoffを許可にチェックが入って、左の図のように青くなればMAC側の設定は完了です。
iPad側の設定
ステップ①
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設定画面を開いて
①一般を選択
②AirPlayとHandoffを選択
ステップ②
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③Handoffの項目にチェックを付ける
ステップ③
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④Handoffにチェックが入って、左の図のように緑色になればiPad側の設定は完了です。
ユニバーサルコントロールの設定
ユニバーサルコントロールについては、比較的新しい機能のため使用するには、以下の対応機種のApple製品であることが条件になります。
MacとiPadのユニバーサルコントロール設定方法
Macの設定
ステップ①
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画面左上のAppleマークへカーソルをあわせる
システム設定を選ぶ
①ディスプレイを選択
②詳細設定をクリック
ステップ②
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MacまたはiPadにリンクという項目が出るので3箇所全てのチェックボックスをクリックして選択する。
ステップ③
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左の図のように3箇所全てにチェックが入ればMac側の設定は完了
iPadの設定
ステップ①
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設定を開く
①一般を選択
②AirPlayとHandoffを選択
ステップ②
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③Handoffの項目にチェックを付ける
ステップ③
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④Handoffにチェックを入れると、左の図のように下に⑤カーソルとキーボードのチェックマークが表示される。
ステップ④
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⑥カーソルとキーボードのチェックマークをオンにする。
これでiPad側の設定は完了です。
後は、他の連携機能同様に同じiCloudにサインインした。MacとiPadを近づけて操作をすれば互いにマウスカーソルが行き来できて、コンテンツをドラッグ&ドロップできるようになります。
まとめ
私は長年Macで執筆活動を行ってきました。
その理由はMacでもiPadでもデバイスに固執しないで執筆活動を行えるため、創作の場所を選ばない、ということが一番の魅力です。
自宅で書いた原稿を会社の休み時間にiPhoneで添削することもできます。デスクでMacを使って書いていた小説のプロットをiPadでベッドで横になりながら続きを行うことができます。
このようにMac/iPad/iPhoneのデバイス間をシームレスに使用できるのが、Apple製品の強みです。
これから小説を書きたいと思っている方で、どのパソコンを買えばいいのか迷っている方がいれば、ぜひMacを選択肢の1つに加えて検討していただければ幸いです。
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